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はじめに
- Tomcat が HTTP を受け付ける役割を知る
- Java の処理が呼び出される流れを知る
- Network パネルで実際の通信を確認する
この単元では、HTTP リクエストが Tomcat を経て Java のコードに渡る流れを学びます。さらに、ブラウザの開発者ツールを使い、TODO の登録時に発生する通信を自分で確認できるようになることを目指します。
Tomcat の 2 つの役割
| 役割 | 行うこと |
|---|---|
| Web サーバ | HTTP リクエストを受け付ける |
| サーブレットコンテナ | Java の処理を呼び出す |
- Tomcat は両方の役割を持つ
Web サーバは、ブラウザから届く HTTP リクエストを受け付け、HTTP レスポンスを返します。Tomcat はそれに加えて、サーブレットコンテナとして Java の処理を呼び出します。つまり、HTTP の通信と Java のコードをつなぐ実行基盤です。
リクエストが届く流れ

ブラウザが送った HTTP リクエストは、まず Tomcat が受け取ります。Tomcat は内容に対応するサーブレットを通して Java の処理を呼び出します。処理結果は HTTP レスポンスとなり、Tomcat からブラウザへ返されます。
サーブレットの実行モデル
- サーブレットは Java で動く Web の部品
- リクエストごとにコンテナから呼ばれる
- 処理結果をレスポンスとして返す
- サーブレット自体はこの講座では書かない
サーブレットは、サーブレットコンテナから呼び出される Java の部品です。自分から処理を始めるのではなく、HTTP リクエストが届くたびにコンテナが対応する処理を呼び出します。この講座ではサーブレット自体は書きません。DispatcherServlet と Spring MVC の内部は第 15 単元で扱います。
Network パネルを開く
- TODO アプリの
/todosを表示する - ブラウザの開発者ツールを開く
Networkパネルを選択する- 必要なら通信記録を消去する
- 新しい TODO を 1 件登録する
開発者ツールの Network パネルでは、ブラウザが送ったリクエストと、受け取ったレスポンスを確認できます。パネルを開いた状態で新しい TODO を 1 件登録してください。ブラウザによって表示名や配置は多少異なります。
3 件の通信を確認する
POST /todos:登録内容を送る302:別の URL への移動を指示するGET /todos:一覧をもう一度取得する
- 各通信のメソッドと状態を確認する
TODO を登録すると、Network パネルに POST /todos、302、GET /todos の順で通信が現れます。POST で登録内容を送り、302 のレスポンスを受けたブラウザが、GET で一覧を取得し直します。なぜ登録後にこの流れを使うのかは、第 19 単元で扱います。
まとめ
- Tomcat は HTTP と Java をつなぐ
- コンテナがサーブレットの処理を呼び出す
- Network パネルで通信を観察できる
- 登録時は
POST→302→GETと進む
Tomcat は Web サーバとサーブレットコンテナの役割を持ち、HTTP リクエストを Java の処理へ渡します。実際の通信は、ブラウザの Network パネルで確認できます。TODO の登録では、POST、302、GET という 3 件の通信が順に発生することを確認しました。